ミ來地区

「子供二歌」



ピーマンがおいしいなんて言ったから子どもの国を追放されて




ぱそこんのしたにかくしてすきなこのなまえをたいぷするおまじない

[1回]

最近よく、泣いているので、
いろんなことを閃いてすごい。


「泣く子は育つ」
というのは本当だ。


頭の中の、あっちこっちがくっついたり、
離れたり、してるみたい。


どうして、泣いたらいけないことになってるんだろう、
この社会は。


特に大人は。


なんとなく、陰謀を感じてしまう。


頭のいい大人を増やしたくない、という陰謀による、
「泣いたら負け」、の言説。


泣かないで、何も考えないで、
たんたんと暮らしてもらったほうが都合がいいと思う人たちが、
たくさんいるんじゃないのか。


という、仮説。


もっと、泣いてやる。

[3回]

認知的不協和理論というのを、
ときどき思い出してしまう。


あるおもちゃで遊びたい子どもが、
なにかの理由でそれを禁じられると、そのうちに、
「別に、そんなに、そのおもちゃで遊びたくはなかったんだ」
と考えるようになる、というやつ。


ままならない日々に。

[0回]

すでに答えは出ているのだけど、説明しろと言われると、うまくできない、
ということがある。


説明ができないと、考えが甘いとか、浅はかだとか、
言われることになりかねない。


どんなに結論を確信して、思い込みでも勢いでもなく、
心穏やかに「そうである」と感じていたとしても。


ぼくらはいつでも、すぐに回り道をしようとするタクシーに乗っている。


いちいちルートを指図するのは性に合わないのだけど。

[1回]

フィクションなのだから、思いついたらありえないことでもなんでも書けばいい、
というのは、本当だろうか。


そのやり方でいくと、最終的に、
いつも地球が爆発して終わりなような気がする。


爆発させるのは、たやすい。
だから、5歳児の見るヒーローは、常に爆発と共にある。


爆発させるのは、たやすい。
なにもせずに長い間放っておけばよい。
そのうち爆発するという意味では、人間も星もそう変わりはない。


地球がなくなったとして、そのあとぼくらはなにをするだろう。
先に言っておくと、ぼくは泳ぎが得意ではないから、それはなしだ。


お願いだから。

[1回]