ミ來地区

限られた時間やスペースで、
なにかを表現したいと考えたとき、
ダイジェストになってはいけない。
それは「すべて」とは似て非なるもの。

表現というのは、
ほんのかけらでありながら、
同時にすべてなのだ。

[0回]

他人のことなんてわからない。
でも、他人の行動をゆるすことはできる。
それを「理解する」と呼ぶ。
理解を示すことと許容することはほぼ同義だ。
わかることとゆるすことは外見上、ほとんど区別が付かない。
だからといって、ゆるすことがすなわちわかることになるわけでは決してない。
ゆるしているからその人をわかっていると思い込むのはばかだ。

ゆるすのは小さじ一杯でもわかるための過程でありたい。
なにかを許容することでその人の自由な動きをより多く観察することができる。
つまりはその人の豊かな可能性を垣間見ることができる。
それが愛する人ならば、しあわせなことだろう。

[1回]

ひとりでに歩くその空から、君も希望も限りなく降ってくる。

夜のうちに雨も上がって、その通りだと叫ぶ。

インドア・シューズの紐をむすんで、

かたまりになった星をなめて、

暗くその夕暮れを見つめていたら、古く冷たい氷が立っている。

そこにいるのはだれ？

汗のように流れる水滴を拾って目をにじませると、

ゆるいゆるいゆるい坂道をのぼっている気分になる。

君も希望も限りなく、空から降ってくるよ。

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時間が無いような狭い部屋。

存在しないのは止まっているのと等価？

3冊くらいの本を交互に読む。

見つけ出したと思ったときには、次に塗りつぶされている。

聞こえてくるのは車の音だけ。

白く晴れた空。

宇宙のことはすっかり忘れてた。

いつになったら？

いまだにそう思うのは、夜の明けてないしるし。

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