ミ來地区

ぼくはZO-3という、ゾウの形をした、わりとふざけたギターを使っている。
これに出会う前、最初にさわったのは父親のアコースティックギターで、
高校に入るころ普通のエレキを買ってもらったんだけど、
衝撃的だったのは音よりも重さ（ひよわ）。
完全に木製で中がすかすかのアコギを使っていた分、その重量になかなかなじめず、
結局そのエレキはあまり弾かなかった。
その点ZO-3は小振りで軽く、からだによくなじむ。
スピーカー付きだから弾きたいと思ったらそのまま弾ける。
しかもかわいい。
自分ではじめて買ったギターだというのもあるけど、愛着がある。
そりゃあ、そんなにいい音は出ない、でもそこはエレキギター、
エフェクタを使えばなんとかなってしまうものです。

音楽はそのひとをあらわすものだし、そんなに格好つけることもない。
これでライブまでやってしまった。
いまのところぼくは、満足している。

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