ミ來地区

ものを書く、
ときってはたからみれば、
腕組みしてじっと考え込んだりうんうんうなったり、
してるわけだけど頭の中じゃ、
いろんなところに飛び跳ねてる、
という二面性みたいのがあって、
それが「文学」という呼び方なのかそれとも、
「文藝」という呼び方なのかっていう違いにあらわれてる、
ような気がする。

自分はいつも文藝で、
いたいって思ってる。
ふざけて、飛び跳ねて、はしゃぎまわって。

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中村航の登場人物が言うことは、
だいたいいつもおんなじなんだけど、
だいたいいつも笑ってしまう。
木戸さん！

でも、ただ感じが良いだけじゃなくなったなって思う。

「理屈を言うやつはクズだと思う。いつだって、納得させようとする理屈より、こんな頑丈で、痺れるような言葉が欲しかった。」

これを単独で読んでもいいけど、先に、
『I LOVE YOU』（祥伝社文庫）
の短編を読んでおくのがオススメです。
それが気に入ったら
『絶対、最強の恋のうた』（小学館文庫）もね。

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サッカーがなかなか始まらないので、
新潮の付録の小林秀雄講演CDを聞く。
おもしろい。
高校のときの担任の先生が、
すごく尊敬している風だったけれど、
やっぱり話し方もちょっと似ていた。
きっとなんども話を聞いたんだろう。

…俺は《選択肢》というものにとりつかれてはいけない。
　俺のための、俺にしかできない仕事があるはずだ。
（舞城王太郎「すっとこどっこいしょ。」）

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平野啓一郎『葬送』第一部・下を読み終えた。
一ヶ月くらいかかった。文庫だし、もっとかかったような感じ。
あんまり好きなタイプの小説じゃないけど、よくこんなすごいのを書いたなぁと思う。
またしばらくブランクを作ってから、続きを読もうと思う。
上を読んだのは1年くらい前だったか。また来年くらいかな。

帰りにブックファーストで、大学のとき一瞬だけお世話になった内田先生の『生命をつなぐ進化のふしぎ』（ちくま文庫）と、ほしよりこ『きょうの猫村さん1』（マガジンハウス文庫）を買った。
いちどに2冊も本を買ったのは久しぶりかもしれない。
まぁひとつはマンガだけど。
今日は疲れたの。

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「7つのボールを集めて願いを叶えよう！」
あやしげなメールを受け取った男の下に、勝手にボールが集まっていく。
別に探してないのに。

おもしろくて、くだらなくて、ちょっと切ない、
シュールなエンタテイメント。
もちろん龍とか、しっぽのはえた異星人などは出てきません。

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