2009 |
09,20 |
東京オペラシティアートギャラリーで、
鴻池朋子展を見た。
「インタートラベラー神話と遊ぶ人」
買ってきたポストカード。
膨大な枚数の、絵からなる手書きの、アニメーション作品。
果てしない作業の結果。
創作のはじめのインスピレーションは爽快であっても、その、
実現のためにはえんえんと単調な実作業が続いたりする。
それを受け入れ立ち向かったということ。
地球の核の乳児の光って回転する。インスタレーション。
入った瞬間立ちすくんだ、
ぼくはあの光景を一生忘れないと思う。
わらの匂い。
波の音。
同じ速度で回る光。
ずっと、見ていると向こうではなくこちらが回っているかのような、
錯覚がやってくる。
懐かしい錯覚。
身近にあるようなものでできた驚くべき世界。
ぼくはずっと手すりにつかまった。
ぼくは(ぼくを)何度も回転した。
行ったり来たりした。
この感覚は絶対に映像では得ることができない。
定点撮影ではただ物体のチープさが、目についてしまう。
そうではない。
チープが親和的に入り込んでくるのだ、行ったり来たりするのだ、
物体と、心のあいだ。
警備員さんが、いてくれてよかったなと思った。
落ちる。
体は、動いていなくても。
吸い込まれる。
いままで見た中でも最も感動した展示。
ふるえた。
鴻池朋子展を見た。
「インタートラベラー神話と遊ぶ人」
買ってきたポストカード。
膨大な枚数の、絵からなる手書きの、アニメーション作品。
果てしない作業の結果。
創作のはじめのインスピレーションは爽快であっても、その、
実現のためにはえんえんと単調な実作業が続いたりする。
それを受け入れ立ち向かったということ。
地球の核の乳児の光って回転する。インスタレーション。
入った瞬間立ちすくんだ、
ぼくはあの光景を一生忘れないと思う。
わらの匂い。
波の音。
同じ速度で回る光。
ずっと、見ていると向こうではなくこちらが回っているかのような、
錯覚がやってくる。
懐かしい錯覚。
身近にあるようなものでできた驚くべき世界。
ぼくはずっと手すりにつかまった。
ぼくは(ぼくを)何度も回転した。
行ったり来たりした。
この感覚は絶対に映像では得ることができない。
定点撮影ではただ物体のチープさが、目についてしまう。
そうではない。
チープが親和的に入り込んでくるのだ、行ったり来たりするのだ、
物体と、心のあいだ。
警備員さんが、いてくれてよかったなと思った。
落ちる。
体は、動いていなくても。
吸い込まれる。
いままで見た中でも最も感動した展示。
ふるえた。
2009 |
07,26 |
«ちいさいやつら»
金曜日の平日休みを使ってゴーギャン展@東京国立近代美術館にいってみた。
竹橋駅からの道すがら、
仲良く3枚並んだ地名板をみつける。
「北の丸三兄弟」と名付けました。
夏休み中ということもあってか、チケット売り場の前に巨大テントが張られたり、警備の人がめっちゃいたり、なんやかや大がかりだったけど、天気も微妙で夕方ってのもあって、並んでる人は0。
あんなにするほど人くんのかなー。
あ、巡回バスにも例の絵があしらわれてました。
バス停は結構並んでた。
さて、中に入る。
初期の絵から、タヒチに行ってからの絵、小さなたくさんの版画と続いて、
メインの「われわれはどこへ行くのか~うんぬん」という長くてでかい絵。
なるほど、これか。という感じ。
「近くで歩きながら見るゾーン」と「後ろでゆっくり鑑賞するゾーン」に分かれてたけど、
分けるほどの人出じゃなかったよね。
まぁいずれにせよ、間近でも後ろでもじっくり見られましたが。
そのあと解説ボードに続いて、晩年の作品集。
このへんかなぁ、良かったの。
赤いマントの聖職者の絵が好きだった。
なぜかというと、聖職者の右下で戯れてる子ヤギと鳥がかわいすぎるのです。
わかった。
ゴーギャンの見どころは、カラフルな背景でも色黒の現地人でもなく(なくってことはないけど)、これらの小動物だったのですね!
で、展示はそこで終了。ちょっと数的にものたりないような・・・
でも出口の方に行くと、なんとゴーギャン展専用のショップコーナーがあってびびる。
文房具や、アロハシャツや、はては単なるタヒチの土産物など、あまりの便乗っぷりにおもしろくなってしまった。逆に見物ですよ、このコーナー。
というわけで、小動物を集めたポストカード購入。
残念ながら子ヤギたちはいませんが、
ほら、こういうカードを作ってるってことは、小動物そういうことだよね。ね?
ちいさいやつらに注目です。
そのあとひと休みして、常設展へ。
金曜日は夜間開館日で8時までだったので、ゆっくり見られました。オススメです。
常設の方は何度か行ってるしさらっとー、と思ってたら相当展示の入れ替えが行われていた。
けっこうすごくて、じっくり見てしまう。
かなり満足した。ゴーギャン展のあっさりさを補ってあまりある充実度。
逆に言えば、これを普段420円で見られるって相当すごいと思った。
ゴーギャン展にいくひとは絶対常設展も見ようね! ていうかこっちメインだよこれ。
最後にミュージアムショップに行ったんだけど、
当然あるだろうと思ってた「楽園への道」がなくてちょっとショックだった。
どうも、フィクション作品を置かない方針みたいだけど、
あれでゴーギャンを知ったのに。
まぁ、どのくらい正確な記述なのかはもちろんわかんないけど、
絶対おもしろいよ、これ。
竹橋駅からの道すがら、
仲良く3枚並んだ地名板をみつける。
「北の丸三兄弟」と名付けました。
夏休み中ということもあってか、チケット売り場の前に巨大テントが張られたり、警備の人がめっちゃいたり、なんやかや大がかりだったけど、天気も微妙で夕方ってのもあって、並んでる人は0。
あんなにするほど人くんのかなー。
あ、巡回バスにも例の絵があしらわれてました。
バス停は結構並んでた。
さて、中に入る。
初期の絵から、タヒチに行ってからの絵、小さなたくさんの版画と続いて、
メインの「われわれはどこへ行くのか~うんぬん」という長くてでかい絵。
なるほど、これか。という感じ。
「近くで歩きながら見るゾーン」と「後ろでゆっくり鑑賞するゾーン」に分かれてたけど、
分けるほどの人出じゃなかったよね。
まぁいずれにせよ、間近でも後ろでもじっくり見られましたが。
そのあと解説ボードに続いて、晩年の作品集。
このへんかなぁ、良かったの。
赤いマントの聖職者の絵が好きだった。
なぜかというと、聖職者の右下で戯れてる子ヤギと鳥がかわいすぎるのです。
わかった。
ゴーギャンの見どころは、カラフルな背景でも色黒の現地人でもなく(なくってことはないけど)、これらの小動物だったのですね!
で、展示はそこで終了。ちょっと数的にものたりないような・・・
でも出口の方に行くと、なんとゴーギャン展専用のショップコーナーがあってびびる。
文房具や、アロハシャツや、はては単なるタヒチの土産物など、あまりの便乗っぷりにおもしろくなってしまった。逆に見物ですよ、このコーナー。
というわけで、小動物を集めたポストカード購入。
残念ながら子ヤギたちはいませんが、
ほら、こういうカードを作ってるってことは、小動物そういうことだよね。ね?
ちいさいやつらに注目です。
そのあとひと休みして、常設展へ。
金曜日は夜間開館日で8時までだったので、ゆっくり見られました。オススメです。
常設の方は何度か行ってるしさらっとー、と思ってたら相当展示の入れ替えが行われていた。
けっこうすごくて、じっくり見てしまう。
かなり満足した。ゴーギャン展のあっさりさを補ってあまりある充実度。
逆に言えば、これを普段420円で見られるって相当すごいと思った。
ゴーギャン展にいくひとは絶対常設展も見ようね! ていうかこっちメインだよこれ。
最後にミュージアムショップに行ったんだけど、
当然あるだろうと思ってた「楽園への道」がなくてちょっとショックだった。
どうも、フィクション作品を置かない方針みたいだけど、
あれでゴーギャンを知ったのに。
まぁ、どのくらい正確な記述なのかはもちろんわかんないけど、
絶対おもしろいよ、これ。
2009 |
07,06 |
というわけで、野村仁展にようやく行きました。
(別にエヴァを見たからというわけではないが)
七夕前ということで、屋上に飾り付けがされていて、
短冊に願い事を書くイベントに参加すると、
屋上に出て笹を楽しめる上に野村仁展が無料で見れるという。
ありがたすぎます。
屋上気持ち良かったなー。
ひもがなかったので自分では付けられず、
受付のお姉さんにたくしました。
で、展示会場へ。
最初にあったのが、でっかいダンボール製タワー。
そのあと、会話を録音した作品とか、
月を五線譜に並べた写真とか、
アンテナや人工衛星と隕石の模型とか、
いろんな表現をするひとだなーと思う。
中盤くらいに、冒頭の(使徒にしかみえない)写真を発見。
年間で1周する、正午の太陽の動きだったようです。
ふーむ。
終わりにあったソーラーカーでのアメリカ横断映像もおもしろかった。
そして帰りも乃木坂駅へ。
アプローチがキレイ。
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